葬儀後の手続き

葬儀後にも手続きが必要

慌ただしい葬儀を終えると、ようやく故人との思い出に浸る時間もできることと思います。
忙しくしている時間が過ぎると、大きな悲しみがやってくる時期でもあります。

葬儀を終えると、一区切りついたと感じますが、
葬儀後にも様々な手続きが必要となるので、忘れないようにしましょう。

まずは、葬儀でお世話になった方への挨拶が必要です。
葬儀で世話役を務めていただいた方や、
受付をしていただいた方などに「お世話になりました。
おかげさまで無事に葬儀を終えることができました」という感謝の言葉を並べ、
挨拶に伺いましょう。

礼金を包んでいくことも失礼にはあたらないでしょう。
地域によって慣例がある場合もあるので、詳しい方に聞いてみるのも良いでしょう。
故人が生命保険などに加入していた場合には、
保険金を受け取る手続きをする必要もあります。
保険証券や死亡診断書、故人の除籍抄本、戸籍抄本、
印鑑証明などが必要となります。
保険会社に問い合わせ、必要な書類などを揃えましょう。

保険会社によっては、支払い請求期間に制限を設けているところもあるので、
なるべく早めに手続きを行います。

また、生前加入していた社会保険についても手続きが必要となります。
国民健康保険に加入していた場合には葬祭費が出ますし、
職場での健康保険などに加入していた場合には埋葬料や葬祭料が出ます。

加入していたものを確認し、申請をしましょう。
また、残された遺族に関する手続きも多くあります。

見落としがちな健康保険制度

健康保険など、遺族の扶養家族となっていた場合には、
新たに自分で国民健康保険への加入が必要です。

また、故人が生前に厚生年金に入っていれば、
扶養されていた方には「遺族厚生年金」が支給されることになります。
ただ、誰でもこの年金を受給できるというわけではなく、
様々な受給条件があるので、自分のケースは当てはまるのか
どうなのかをきちんと確認しましょう。

遺族厚生年金の申請期限は、故人の死亡後5年以内で、
死亡一時金の場合は2年以内となります。
この期間を過ぎると申請は受理されないことになってしまいますので、
注意が必要です。

特に遺族厚生年金は、生前の加入状況によって金額は変わってくるものの、
遺族のその後の生活を支えてくれるお金となります。
きちんと申請するようにしましょう。

遺品の整理

少し生活が落ち着いてきたら、遺品の整理もしておくのが望ましいです。
故人と本当のお別れを実感しやすい行動なので、
無理せず少しずつ進めていくのが良いかと思います。
仕事で使っていたような重要書類や、故人の生前の付き合いが
分かるような住所録、様々な記録がされたノートなどは、すぐに捨てずに保管しておきます。

その他のものは必要なもの、そうでないものに分け、整理をしておきます。
職場の私物なども受け取り、整理をします。

故人がずっと使っていた品を、形見分けとして親しい人に分けることもあるのです。
その他、遺産相続に関する手続きもあります。
遺言がある場合にはそれに従って、ない場合は法律で
定められた通りに故人の財産が分配されることになります。

財産の額に応じて相続税が課税されるので、税務署に問い合わせ、
どのくらいの課税金額になるのかを聞いてみるのもひとつの方法です。

このように、葬儀の後にも沢山の手続きをしなければいけないのです。
自分たちのケースでは、どのような手続きが必要となるのかをノートに書きだし、
手続きのもれがないようにするのがおすすめです。