焼香の仕方

焼香の手順

日本で行われている葬儀の9割が仏式葬儀です。
仏式葬儀の場合に参列者が行なうことになることとして「お焼香」があります。
このお焼香の手順についても知らないと恥をかくことになりますので、簡単に方法について紹介していきたいと思います。

ただ、このお焼香の手順やマナー、ルールというのは宗派によっても違いがある場合があります。
参列する先の葬儀宗派がどこなのか、ということを事前に確認しておくようにしましょう。

では、一般的に行われる立礼焼香形式の場合の手順とマナーについて紹介していきます。
立礼焼香ではひとりひとり順番に祭壇前の焼香台で焼香を挙げることになりますので、自分の番が来るまでは並んで待っていることになります。
自分の番となりましたら、まず後ろに並んでいる人に会釈をして礼をするのを忘れないようにしましょう。

礼をしたら一歩進んで焼香台の少し前に立ちます。
そこでいきなり焼香を始めるのではなく、まずは僧侶に一礼、それから遺族にも一礼をし、その上で焼香台の前へと進みます。
さらにまだ焼香を始めず、今度は祭壇の遺影に向かって一例をし、本尊に向かって合掌をします。

このように、焼香前の礼儀というのが非常に重要になっていることは覚えておくのが良いでしょう。
そうしましたら、左手は合掌のままで残しておき、右手の三本の指(親指・人差指・中指)を使って香をつまみます。
その香を今度は顔の前に持ってきて、額の前で捧げることになります。

この流れのことを「押しいただく」というのですが、浄土真宗の場合にはこの押しいただく動作は必要ありませんので、スキップして次の動作へと移ります。
それから押し頂いた香を香炉へ落とし、焼香を行います。

宗派によってこの流れを何度繰り返すのかが違っていますので、この点についても事前の確認を必要とします。
1回から3回の間ということになりますが、宗派にかぎらず、参列者が非常に多く焼香列が非常に長くなってしまっている場合には1回に留めることもあります。
その辺りは周囲を見て判断するようにしましょう。

焼香後のマナー

こうして焼香が終わりましたら、もう一度遺影に向かって礼をします。
これでひと通りの流れは終了となるので、すぐに振り返らず、三歩ほど後ずさって僧侶と遺族に礼をし、席に戻るようにします。

廻し焼香や座り焼香の場合は席を立つ手順が必要ありませんので、遺族への礼などについては省略されることも少なくありません。
いずれの方法についても、まず最初に遺族が焼香を行いますので、宗派などによる違いがわからないという時には遺族の方法を見て模倣するようにするととりあえず大きなマナー違反はないのでいざというときのために覚えておくと良いでしょう。