日蓮宗の葬儀マナー

日蓮宗の葬儀に参列される方は日蓮宗の知識を少し持っておきましょう

仏式の葬儀が多い日本ですが、最近は通常の葬儀を行わず、家族葬や樹木葬などの葬儀を選択されるご家族も多くなっています。
しかし、昔ながらの菩提寺があるというご家庭では、通常、その宗派に習った葬儀が執り行われます。

浄土宗や浄土真宗、天台宗などの宗旨宗派の違いは、葬儀の流れ、方法などにも違いがあり、参列される葬儀がどの宗派の葬儀となるのか、理解していかなければお香典の袋にも違いがあります。

日蓮宗とはどのような教えを持っているのか

日蓮宗というのは、法華経を神事、南無妙法蓮華経を受持する者は、霊山浄土に往詣できるとしています。
日蓮宗が最も大切にしている教えは法華経、妙法蓮華経であり、「南無妙法蓮華経」のお題目をとなる事で誰も皆、仏の心を持っているとされます。

この言葉をしっかりと胸に刻んでいる日蓮宗の方々は、葬儀においてもこの日蓮上人のお言葉通り、南無妙法蓮華経を読み、ご家族、親しい方々とのお別れを行っているのです。

日蓮宗の葬儀とはこういう葬儀

日蓮宗の葬儀も、法華経を信じ南無妙法蓮華経を受持する人は霊山浄土に往詣できる事から営まれ、故人を霊山浄土に導くことが儀式の主軸となっています。

この霊山浄土というのは、インドにある霊鷲山(りょうじゅさん)を表し、インド・ヒハール州のほぼ中央にある山を指しています。
お釈迦様が教えを説いたその地を浄土のちとして、法華経を講じるその地域の信仰によって、南無妙法蓮華経を中心にした曼荼羅を御本尊としています。

お焼香やお線香のこと

日蓮宗の場合、お焼香の回数は通常3回行うとしています。
左手にお数珠を持ち、抹香は右の親指と人差し指でつまむ、左得手を添えて香炉に入れます。

お線香は1本、若しくは3本をたてます。
また日蓮宗は戒名の事を法号を呼ぶことも、特徴的なところです。
戒名はあの世に行く際に必要な名前と呼ばれていますが、日蓮宗の場合、法号と呼びますので、僧侶とのお話の際に気を付けるべきでしょう。

お作法などについては、葬儀を行う僧侶の考え方があり、日蓮宗の作法に沿ってしっかりと行う様に指導することもありますが、やり方はそれぞれ・・・という考え方もあります。
基本のお焼香を理解しておくと、こうした日蓮宗の葬儀に参列しても恥をかくことがなさそうです。

ただこうした宗教の違いによる葬儀の違いについては、詳しく覚えておくことも難しいので、葬儀車の方に尋ねるなど、お焼香やお線香について聞いておくと安心です。
お香典にしても、こうした宗派の違いによる葬儀の違いにしても、社会人のマナーとして、ある程度の知識を持っておく方が安心です。