二回葬

骨壺

二回葬とはどういった葬儀か

日本で行われている葬儀の形式は、現在では火葬が主流となっており実際に葬儀で火葬をする人は多くいるでしょう。
しかし日本においても葬儀で火葬だけが行われているというわけではなく、一部の地域では二回葬という形式の葬儀が行われています。
二回葬という形式の葬儀を知らない人も多いですが、これは現在でも一部の地域で行われている葬儀の形式で、さらに沖縄などでも過去に行われていた葬儀でもあります。
現代ではほとんどの人が関わる事が無い二回葬ですが、どのような葬儀なのかを知っていればもし二回葬に参列する事があった場合に役立つでしょう。

二回葬は洗骨と埋葬と2度に分けて葬儀を行う形式となっています。
埋葬はほとんどの人が知っているように、陶器などでできた骨壷に故人の骨を入れて埋める事ですが、二回葬の特徴はその前に行われる洗骨といわれる工程にあります。
二回葬では火葬をせずに遺体を埋葬し、数年間が経ってから埋葬した遺体を一度掘り出して、骨だけを出して洗うという工程があり、これが洗骨といわれます。
一度埋葬した遺体を掘り出すというのは、現在主流となっている火葬ではまず行わないものですから、もし二回葬に参列する場合はこういった工程があるのだと知っておきましょう。

この二回葬で使われるお墓は一族で使うものが多く、大きさも広めで丘陵地などにお墓を建てるのが一般的とされています。
さらに旧正月の16日にはお墓の前に家族や親族が集まって祭りを行うというのも、二回葬を行う地域ではよく見られる習慣です。
二回葬は比較的近代まで沖縄で行われていただけでなく、現代でも一部の地域や一部の家庭では行われている葬儀の形式です。
時代が進むにつれて主流となっている火葬を行うようになってきていますが、そういった葬儀を行っている地域があるという事も知っておくと便利です。

二回葬以外にはどんな葬儀がある?

沖縄などの地域で行われている葬儀では、私たちが行う葬儀の主流である火葬とは違う変わった葬儀が行われる事もあります。
二回葬も普段ならばあまり行わない葬儀の形式ですが、これ以外にも海葬という形式の葬儀もあります。
この海葬は故人の遺骨を海などに散布するという形式の葬儀で、現在の日本でも行う事ができる葬儀です。
二回葬などとは違い陸ではなく海に遺骨を散布するという形式なのでほとんど行われませんが、きちんと許可を取る事ができれば葬儀として認められています。

ただし海葬を行う場合にはいくつか注意しなければいけない点があり、これを守れないと葬儀を行う事はできません。
注意点としてはお骨とは分からないように粉末化する事、他人の所有する土地には散布しない事、環境に影響を及ぼさないようにする事など複数のものがあり、これらをクリアして始めて海葬を行う事が可能となります。

二回葬やこの海葬など、現代日本でも火葬以外のさまざまな形式の葬儀が行われています。
火葬以外にどのような葬儀があるのかを知れば、故人が自分の死後の葬儀をどのようにするかを考える選択肢となりますし、自分の知らない葬儀に参列する場合にも重宝するでしょう。