香典のマナー

仏教とキリスト教

香典に包む金額に関するマナー

葬儀に参列者として参加する場合に絶対に必要となるのが香典です。
香典は不幸があった家へ参加する側からのお悔やみの気持ちを伝える意味や、葬儀にかかった費用を少しでも補てんするといった意味があるものです。

しかし香典はただ渡せば良いというわけではなく、渡す時に守らなければいけないマナーがあり、これを守らないと非常に失礼となってしまいます。
香典のマナーと聞くと香典を実際に渡す時のものを思い浮かべがちですが、渡す時だけでなくお金を香典袋に包む時から木をつけなければいけないマナーがあります。
これを知らないままでは、渡し方を知っていても思わぬ部分で失礼となる場合もあるでしょう。

香典を用意する時にまず気をつけておきたいところが、金額に関するマナーです。
もちろん無理に大きな金額を用意する必要はありませんが、それ以上に気をつけなければいけないのが金額の中に4や9といった死、苦、という単語を連想される数字が含まれないようにするという点です。
葬儀の場でこういった数字を避けるのは、それ以上縁起の悪い事が起きないようにという縁起を担ぐ意味もありますので、金額の準備をする時には気をつけなければいけません。
香典は時に複数人でひとつの香典を包むという事もありますから、そういった時に複数人でお金を出し合った結果4や9といった数字が金額に含まれてしまわないように注意しましょう。

もうひとつ気をつけなければいけないマナーは香典に包むお金には新札を使わないという事です。
新札はまったく使われていないお金の事ですから、これを香典に包んでしまうと喪主側にあらかじめ葬儀を想定して用意しておいたのではと思われてしまい、非常に失礼になってしまいます。
突然の葬儀で手元にお金が無く、ATMや銀行でお金を引き出すと新札しかないという事も多いですが、そういった時には一度折りたたむなどして折り目などをつけてから香典に包むと良いでしょう。

香典袋に関する守るべきマナー

香典のマナーは包むお金に関する事もありますが、香典袋についてのマナーもさまざまなものがあります。
まず香典袋そのものに関してですが、実は宗教によって使用すべき香典袋は違っています。
宗教や宗派によって葬儀のやり方は変わってきますし、それに伴って香典袋も大きく違ってきます。

大きく分けると仏教式、新道式、キリスト教式と3つの違いがあり、それぞれに使うべき香典袋の種類は違います。
葬儀の宗教、宗派がどういったものなのかをきちんと調べておいて、それに合わせた香典袋を用意するようにしましょう。

また香典袋には表書きを書かなければいけませんがこれにもマナーはあります。
香典袋の表書きを書く時には、濃い墨で書くのではなく薄墨で書くのが正式とされています。
普段から薄墨の筆などを使っている人は少ないですから、もし必要となった場合にはコンビニなどで筆ペンを購入するようにしましょう。
コンビニや文房具店ではさまざまな濃さの筆ペンが購入できますので、葬儀に参加しなくてはいけなくなった場合には重宝します。

香典は葬儀に参加する際に必ず必要となるもので、それだけにマナーを守らないと大変な恥をかいてしまう原因にもなりかねません。
香典に関するマナーを知る事は、故人や喪主側への当然の配慮ですから、分からない場合はインターネットなどを利用してきちんと調べておくようにしましょう。