出棺葬ついて

一般的な葬儀

ごく身近な特定の縁者だけが参列する葬儀を個人葬、家族葬、密葬などと呼んでいますが、我が国の葬式ではお通夜と告別式を執り行うこともあります。
そのどちらも特定の縁者だけが参列するという組み合わせ以外に、例えばお通夜は身近な縁者だけが参列し、告別式は一般的な葬式という組み合わせがあってもおかしくありません。
そんな葬儀を出棺葬と呼んでいます。

出棺時つまりは告別式のみ、一般的な葬儀同様、不特定多数のご焼香ができるというものです。
出棺葬は地域によっては、一日葬などとも呼ばれています。
とりわけこの葬式では、お通夜は家族や身近な縁者だけで、故人とのお別れの時間を持つことができますし、費用面でも一般的なお通夜と告別式と比較し3分の2以上4分の3以下程度で済むのが特徴です。

ただしお通夜を縁者で行うといっても規模は様々で、祭壇を設置し、菩提寺の住職やお坊さんによる読経を執り行うという内容は通常のお通夜と同じことをするものもあります。

また自宅などで縁者だけが集まり供花程度のご供養でお通夜を行うものもあり、あるいはお通夜を一切行わないものも含みますので意味する範囲はかなり広いものです。

ですから葬儀社に出棺葬にしたいといっても、お通夜をどうするかは場合によっては、普通のお通夜と葬式を執り行うのと同じ葬儀費用がかかります。
結局浮くのはお通夜の時の参列者に振る舞う料理や、粗供養品あるいは会葬御礼品などのお清めの塩とともに参列者に持ち帰らせる品々の手配数が減る程度の差しか出ない場合もあるわけです。

お通やを行わい無宗教

特に縁者だけのご供養やお通夜を一切行わない方には、俗にいう無宗教の方が多いですね。
逆に、読経まで執り行う通常の告別式同様なことをされる方では、少子高齢化、核家族化が進む折、見送る縁者が極端に少人数だったり、参列者の多くが近隣からではなく、泊りがけでの遠方からの場合に、参列者の負担を考えてそうされる場合が多いですね。

例えば故人が地方より単身都会へ出てきてご結婚されて、子供は一人っ子で近隣には、親類縁者がまったくいないものの、遠方の郷里には参列される方がいるような場合です。

あるいは郷里に一人残された故人が地方より単身都会へ出てきて世帯を持った子供に引き取られ、その慣れない土地でお亡くなりになればその子どもが喪主ですから、同様なことが起こりうるわけです。

その意味からも、まだ数は少ないものの、今一番増加傾向にある葬式の形態といえます。