法事を行う際の引き出物に関する注意点

遺族として法事を行う場合

遺族として法事を行う場合、出席していただく方、そのお香典のお返しに引き出物を用意しなければなりません。
法事に子供年代から参加されたこともないという若い世代の方もいると思いますので、引き出物についてや、法事の際、遺族としてのマナーを理解しておくべきです。

引き出物の選び方、さらに出席された方へいつお渡しすればいいのかなど、失礼にあたらないよう、法事を行う側のマナーも心得ておきましょう。

引き出物の選び方は注意が必要

引き出物は法事に出席してくれた方へ、お香典のお返しとしてお渡しするもので、そこにもマナーが存在します。
基本的に、出席された方が持ち帰ることになりますので、がさばらず、重くないもの、もらって実用性があり、あとに残らないものが望ましいとされます。

例えば、日常的に利用する石鹸などはそれほど重くなく、消耗品であり、実用性も高いものです。
また穢れを払うという意味を込めて、石鹸を選ぶ方も多いです。

海苔や焼き菓子、お茶などは軽くて後に残らない消耗品です。
消耗品は消えモノと呼ばれ、不幸がそこで消滅すると考えられるので、いいチョイスです。
タオルなどは消えモノとは違いますが、お亡くなりになった方は白装束を着用し現世から旅立つため、白いタオルをお返しに利用するという場合も多いです。

いつ渡せばいいのか

お返しの品をいつ渡せばいいのか、そのタイミングに迷う方もいます。
早く渡してしまえば、移動の際、常に持ち歩くことになりますし、遅すぎてはお渡しする前に帰ってしまうということもあります。

通常、引き出物は会食の際、施主がテーブルをまわり、出席していただいた方に声をかけながらお渡しします。
御坊様が会食に参加されている場合、最初にお渡しするのがマナーです。
会食がない場合には、法事が終わりお開きになる際に、皆さんがそろっている際、お返しをお渡しします。

引き出物の注意点

引き出物が参列される方全員同じものであれば問題ありませんが、故人との関係性によってほかの方と違うものをお渡しすることもあります。
その場合、間違えてはならないので、しるしをつけておくなど配慮し、違う方に間違って渡らないように注意が必要です。

もしも、法事の会場と会食の会場が別という場合、引き出物を保管しておく、またお渡しするタイミングなどもありますので、会場のスタッフの方と綿密に話し合い、タイミングを逃さないようにしましょう。

お祝いごととは違い、法事は故人を弔う気持ちで行うものです。
そのため、間違いや失礼の内容にきちんと対応し、怠りなく準備を進めていくことが大切です。
わからないことがあれば、親類の中でもこうしたことに詳しい人に確認するとか、ご近所の方に聞いているなどし、地域性も含めて対応していくことが大切です。