お墓はいつ建てるべきか?

お墓は家族にとって心のよりどころ

先祖代々の菩提のない方の多くは、いつか誰かがこれから未来続くかもしれない我が家と我が家の子孫末裔のために、お墓を建立したいと思うのではないでしょうか。
たとえ無宗教の方でも、お墓は子や孫にとっては、亡き親や祖父母、兄弟姉妹を走馬灯のように回想し、時には話かける、いわば心のよりどころとなる場なのです。
お墓参りする側からすれば、いつも見守ってくれていると感じさせる安心感をも与えてくれるのです。
ではお墓はいつ建てるべきなのか。
思い立ったら吉日という言葉があるように、金銭的、時間的に余裕があるなら、お墓を建てる場所をまずは、じっくりと探すというのが良いでしょう。
なぜなら墓地を確保し、墓石をそろえるのであれば費用もそれなりにかかるからです。
それに都会住まいの方であれば、居住地近郊は地価も高いですし、当然都会の墓地は需要が供給を上回りますから、墓地もそれなりに高くなります。
それを時間をかけず、あわてて購入すれば、墓地に限らずどんなものでも同じですが、後で高い買い物をしたという後悔が付いて回るのです。

明日のわが身

震災や洪水、竜巻などの自然災害が多い昨今、明日のわが身がどうなるのかだれにもわかりません。
だから、思った時が場所の確保に取り掛かり始める時なのです。
ただ自らが墓地を建立するのでなく、既にお亡くなりになった故人のために墓地を建立しようという場合は話は別です。
いつまでも遺骨遺灰を自宅に置いておくわけにもいきません。
葬儀がひと段落すると同時に、ぼちぼち墓地探しを始める必要があります。
宗教によって異なりますし、世間体を気にしない無宗教の方だと、1周忌、3回忌でも自宅に遺骨を置いたままという方もいるかもしれません。
仏教の多くは49日の法要の後に納骨式を行いますので、それまでには納められる場所を確保しておきたいものです。
ただ葬式の出費もあり、このようなケースの方の多くは費用ねん出にご苦労されるのと、時間がないあまりに、供給が需要を下回る地、つまりは遠方の郊外に安価な墓地を取得しがちになります。
そうすると頻繁にお詣りもできませんから、心のよりどころになりにくくなってしまうのです。
孫の代、ひ孫の代には誰も見向きもせずに無縁仏になってしまうかもしれないのです。
その意味でも墓石はお亡くなりになった直後の手配でかまいませんが、子孫末裔まで墓守できる立地条件の場所の確保だけは、生前中に行っておくべきでしょう。
そうすればチャレンジ回数が多いだけに、安価ながらもくじ引き抽選の倍率が高い、公営墓地も当たるかもしれません。