グリーフケアをサポートしてくれるのは・・

嘆き悲しんでいる人

悲しみを少しづつ癒す

愛する人を失った大きな悲しみが、時間をかけて少しずつ癒えていくように、そっと見守っていくのがグリーフケアです。
愛する人との死別は、誰もが通る道とも言え、本来「自然に乗り越えていくべきもの」として考えられてきました。
死別した最初のころは、何も考えられないような状態だった人でも、少しずつまた、外の世界とつながりを持ち、新たな社会的な関係を築いていくことになります。
が、大きな悲しみを抱えながら進んでいくグリーフワークが、必ずしも正常な物とは限りません。
大きな悲しみを抱えるあまり、自分ではうまく悲しみを外に逃がしてやることができなかったり、その他のものにのめりこみ、依存することで、悲しみから逃げようとしてしまう方もいらっしゃいます。
愛する人を失った悲しみを正面から見つめることは、とても勇気のいることです。
その人がもういないという現実を見つめ、自分は生きていかなくてはならないわけですからね。
が、グリーフワークを進めていかなくては、愛する人の死から、本当の意味で立ち直ることはできません。
このようなときに、頼りになるのがグリーフケアをサポートしてくれる団体です。

日本グリーフ・ケア・センター

いくつかありますが、ボランティア団体「日本グリーフ・ケア・センター」は、今、死別の悲しみに苦しんでいる人を、かつて苦しんでいた方が援助し、支えあうと言う形の会になります。
実際に辛い死別を乗り越えた方の体験談はためになりますし、同じ悲しみを抱えるもの同士だからこそできる「温かな寄り添い」もできるのではないでしょうか。
グループカウンセリングなども行われているので、自分のグリーフワークについて、また、悲しみをどう表現していけばいいのか、などを見つめ直すいい機会ともなるでしょう。

日本グリーフケア協会

日本グリーフケア協会は、人の死にかかわる仕事をしている方などに、グリーフケアに関する研修や情報収集、人材交流する場を提供している団体です。
看護師をしている方や葬儀社の方、宗教の関係者などが集まり、情報を共有し、よりよいグリーフケアについて考えています。
日本グリーフケア協会では、「グリーフケア・アドバイザー」認定講座というものがあり、講習を受けることで、2級や1級、特級などの認定を受けることができます。
グリーフケアに関する知識を深め、実践能力を高めることで、最近ニーズが高まっているグリーフケアの業界で活躍することができるのです。
このほか、心理士などへの相談も、正常なグリーフワークを進めていくための助けとなるでしょう。
カウンセリングを受けるというと、ちょっと抵抗を感じてしまわれる方もいらっしゃるかもしれません。
が、日本では特に、「悲しみはじっとこらえるのが美学」と考えられることが多かったように思います。
そのような環境に慣れ親しんでいる方にとって、「悲しみを表現する」ということは、難しいことでもあります。
そうした手伝いをしてもらうことは、大事なポイントと言えるでしょう。