弔辞

白いバラの花

弔辞の基本

告別式において故人と親しかった友人や知人が、故人に対する言葉として述べるのが「弔辞」です。
弔辞はその場で考えるのではなく、事前に考えた原稿を読み上げるというのが一般的ですから、遺族からの依頼があった場合には内容を考えておくようにしましょう。
そこでここでは、弔辞に用いるのに適切な内容な、気を付けなければならない点について紹介していきたいと思います。

まず大前提ですが、弔辞の長さについてです。
故人との関係性が深いほどある程度長くとも許容される傾向にはありますが、一般的には1200字前後です。
読み上げるとおおよそ3分程度の長さとなります。

では、そのことを前提として一般的な弔辞の文章構成について紹介していきます。
故人との関係が深い、かつそのことが他の参列者にも伝わっている場合についてはこの形式にとらわれず、フレキシブルな内容にしてしまっても構いません。
そうでなければ形式に則って執筆するのが無難です。

まず書き出しについてですが、故人に対して呼びかけるように始めるのが普通です。
「先生はどうして先に逝ってしまわれたのですか」というように、亡くなったことに対する痛惜の念が伝わるような内容とするのが良いでしょう。
ただ、仏式の場合と違いキリスト教式の場合には死がネガティブなものとして捉えられるような内容は良くないとされているので、呼びかけは無しで始めることが多いようです。

それに続いて、自分が故人の死によってどのような悲しみを感じているのか、ということを伝えるようにしましょう。
「予想していなかった悲報に触れ、痛惜の念に堪えません」といったような内容とするのが良いでしょう。
こちらもキリスト教式の場合には多少内容を変更し「安らかな眠りが出来ることをお祈り申し上げております」といったようなものにするのが無難です。

弔辞の例文

次に、自分が故人とどのような関係であったのか、ということを簡単に触れておきましょう。
「先生は私の大学時代の恩師であり、人生の道を示してくれた人でありました」というようなものになります。
そうすることで、その後の文章がどうしてそうなったのかが他の参列者にスムーズに伝わるようになります。

その上で、自分と故人との間のエピソードについて語りましょう。
「先生は優しくも厳しい指導を行ってくれ、私の就活の際にも多くのアドバイスを頂きました。」といったような内容です。
この内容については当然固定化することは出来ません。

そして最後に故人への冥福の祈りの言葉を添え、遺族への慰めの言葉を添えて弔辞の結びとなります。
「Aさんを亡くした悲しみをお察し致します。お気を強くお持ち下さい。改めて、心からのお悔やみとご冥福をお祈り致します」というように結び弔辞は終わりです。