喪主の挨拶

スピーチ

喪主からの挨拶

葬儀と告別式は基本的に最後に喪主の挨拶を持って締めくくりとします。
そこでここでは、喪主側が行なう挨拶の内容について、一般的にどのようなものにするべきなのかを紹介していきます。
重ね言葉などの忌み言葉は基本的には遺族側に対する配慮として参列者が遠慮するものなので、喪主側が使う分には問題とされませんが、極力避けておいた方が問題がなく無難でしょう。

喪主の挨拶において先ず最初に添えるべきなのが参列者に対して参列のお礼を述べることです。
「本日は忙しい中、故人の葬儀にご会葬(ご参列)頂き、ご焼香を賜りまして誠にありがとうございます」。
といったような表現が一般的となるでしょう。

次に、故人が生前世話になっことに対してもお礼を添えます。
「生前は皆様のご厚情にあずかりまして、故人も感謝をしておりました。私共としても故人に対するご好意に感謝致しております」。
と、このような内容となります。

喪主の挨拶において最も重要視されるのがこのような参列者に対するお礼の部分です。
これ以降の部分に対して文章の比率を重めにしておくのが全体の構成として良いでしょう。

ここから先は自分たちの話を多少添えていくことになります。
次に故人が生前、自分達家族にとってどのような人物であったのか、ということを簡単に紹介すると良いでしょう。
「故人は私達家族にとって厳しくも優しい、最高の父親でございました」。

さらに、必要であれば故人の最期がどのようなものであったのか、ということも添えます。
「故人は長きに渡る闘病の末息を引き取りました。闘病中は苦しそうだった父ですが、最期は安らかな顔であったことで些かなりとも心が安らぎました」。
ただ、これについては死の内容についてあまり語りたくないような場合については触れなくても構いません。

結びに変えて

喪主挨拶の結びとしては、故人が亡くなった後どのように生きていくのか、という決意を持って締めるのが良いでしょう
「大黒柱を失った私達ですが、故人の教えを忘れず、自分たちの人生を邁進していきたいと思う所存です。皆様にもご迷惑をお掛けすることが有るかもしれませんが、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いいたし、ご挨拶に代えさせていただくこととします」。
このような構成が一般的な喪主挨拶となります。

全体として感謝とお願いというものが中心となっており、故人に関する内容についてはそれほど触れない事が多いようです。
故人に対する意識を強く向けすぎるのではなく、それを乗り越えてどうしていくのか、ということを主題にするのが良いでしょう。
自分たちの悲しみを前面に出してしまうのは参列者に対して失礼に取られてしまう可能性もありますので、バランスを考えつつ構成していくようにしましょう。